2022/07/04 13:59
2022/07/04
逆子を運動機能から考える
日時:2022年7月29日(金) 20:00〜 / 参加費:3,300円
骨盤位を腹部のスペースの問題と考えて運動機能から改善を試みる内容です。鍼灸師はもちろん、助産師、pt、セラピストの方々まですぐに使うことができる理屈になっております。
骨盤位を血流の問題と捉える従来のやり方だけでは改善しきれない症例が多々あるかと存じます。今回は筋、骨格、重心等より妊婦さんの体を見る事で骨盤位の改善をいたします。
胎児が腹部にいい位置にいるためには腹部の形はとても重要です。腹部のスペースを形成するには胸郭と骨盤により成り立つ為、それぞれの運動機能の理解と連携は無視することはできないはずです。運動機能を理解し、腹部のスペースを3Dで捉えることができれば、より良い形にでき、胎児の回転を促せると思います。これは外回転術の準備にも必要なことで、腹部の形状の改善は外回転術の成功にも繋がります。母体の腹部と胎児の位置を3Ⅾで考えていきたいと思います。
講演目次
〇イントロダクション 7分
1. プロフィール
2. 突然の質問2分
3. 今までの逆子治療に
4. 治らないケースが出てきたときに
5. そもそも狭い体に大きな胎児
6. 結論から
7. 今日ポイント
第1部 上部スペース(胸郭)22分
1. 胸郭の機能
2. 肋椎関節の定義
3. 肋椎関節の可動性
4. 胸郭の機能分類
5. 偏位
6. 胸郭運動システムの異常
7. 胸郭運動パターン(対角)
8. 要因
9. パターンまとめ
10. 運動パターン(上下)
11. 運動パターン(上下2)
第2部 下部スペース(骨盤)16分
1. 分娩時の胎児の回旋流れ
2. 分娩時の胎児の回旋流れ2
3. 胎児の進入の違い
4. 分娩前期の骨盤(Counter含む)
5. 分娩後期の骨盤(Nutation含む)
6. 児背と仙骨の斜軸
7. 産後の骨盤1
8. 産後の骨盤2
ーーー 休憩 ーーー
第3部 基礎理論20分
1. 妊娠周期と腹部の大きさ
2. 子宮拡大と骨格の関係性
3. 子宮拡大と重心の変化
4. 支持基底面の変化と重心線
5. 支持基底面の変化と重心線2
6. 代表的な姿勢
7、8. カイホロードシス
9. 腰椎骨盤リズム
10. 骨盤リズム(動画)
第4部 実技(逆子について)25分
1. 骨盤位の頻度
2. 逆子の考え方
3. 空間
4、5. 鑑別と評価方法
6. 初産と経産婦の違い
7. レオポルド
8. レオポルド反対(動画)
9. 胸郭評価(動画)
10. 仙腸関節の評価(動画)
11. 外腹斜筋のアプローチ(解剖図+動画)
12. 前鋸筋のアプローチ(解剖図+動画)
13. 仙腸関節のアプローチ(動画)
14. 結論
15. 臨床妊産婦研究会の活動
【講 師】 鍼灸師・アロマセラピスト・不妊カウンセラー
保坂 明宏 / Akihiro Hosaka
逆子治療といえば鍼灸の三陰交、至陰と頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
しかし、そればかりでは治らないことが多々あるように感じます。特に週数が後半になっている妊婦さんの骨盤位改善は難しいです。そもそもなんでお灸が効果的なのか?なんで骨盤位になるのか?冷えだけが原因なのか?温めるだけでいいのか?納得できないことが多々ありませんか?私は納得できなかった、だから今回提示させていただきます内容も頭に入れたらより理解ができるのではないだろうか?運動機能から骨盤位の原因を紐解きしていきませんか?
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商品を購入するミーティング登録用URLが記載されたPDFがダウンロードできます。講演会当日15分前から入室可能です。